2015年12月28日月曜日

【シングル】ダブルジョーカー




12月の上旬までこの構築を研究していたが、それ以降ほぼVGC2016のみしかしないと思われるため構築案として公開。
蛇足ではあるが、序盤レートで2ページ目までは到達したため構築の性能は確かな物だと考えている。

◇概要

■ガルーラ@ガルーラナイト/肝っ玉→親子愛
意地っ張り/207(212)-194(252)-121(4)-*-122(12)-124(28)
空元気/不意打ち/岩雪崩/グロウパンチ

■ガブリアス@命の珠/鮫肌
陽気/183-182(252)-115-*-106(4)-169(252)
逆鱗/地震/炎の牙/剣の舞

■ゲンガー@ゲンガナイト/浮遊→影踏み
臆病/159(188)-*-115(116)-191(4)-116(4)-192(196)
祟り目/ヘドロ爆弾/催眠術/道連れ

■化身ボルトロス@ゴツゴツメット/悪戯心
図太い/184(236)-*-132(240)-145-101(4)-135(28)
or
呑気/186(252)-*-134(252)-145-101(4)-104
ボルトチェンジ/めざめるパワー氷/電磁波/威張る

■メタモン@拘りスカーフ/変わり身
H155(252)/変身

■クレセリア@オボンの実/浮遊
図太い/201(44)-81-189(252)-114(148)-151(4)-113(60)
サイコキネシス/凍える風/トリックルーム/三日月の舞


ダブルジョーカー:メタモン(相手のどんなポケモンにも変われる)+クレセリア(三日月で自分のどんなポケモンでも再利用できる)

上記のダブルジョーカーをコンセプトとして構築した。本来スタン構築で真っ先に対策を組み込むべきガルーラ、ガブリアスでのミラー意識の構成を完全に排除し、ガルーラもガブリアスも、それだけで受けループを崩壊させられる程の崩し性能を特化させた。ガルーラとガブリアスとゲンガーで崩し面は十分なため、スカーフメタモンとオボンクレセリアのようなアタッカー意識のポケモンを2体採用できる。
この構築は見た目上の環境メタを補集合的な範囲から埋める考えで構築されているため実際のプレイでは択をリスキーなプレイで補うことが多かった。
そのためリスクリターンを意識する場合は選出段階から勝利への試合展開を詳細に計画する必要があり、そのためシングル環境や様々な構築を処理するための独特なノウハウを要する。

◇個別解説

■ガルーラ
通常のガルーラでは突破不可能なポケモンを無理矢理突破出来るガルーラ。メタのメタを意識したガルーラとしては最高位の構成と言えるが、その代りにガブリアスやガルーラと対面してしまえば一気に不利な展開に持ち込まれる。このガルーラを選出する相手は対面構築などのアタッカーの多い構築よりもヤミラミやクレセリア入りなどの受け回し構築へ選出する。つまり相手のガルーラ対策を対策するガルーラであるため、メタ選出で勝つ型と言える。
ファイアローに対峙した時は空元気を撃てばガルーラ対面で居座るファイアローは十中八九鬼火を選択してきたためそれだけで勝ち筋を得られることもあった。
空元気採用で耐久も高いためヤミラミやゲンガー、ブルンゲル、ファイアローなどの鬼火やスイクンなどの熱湯、ヒードランの噴煙などに後出しすることも可能。
スイクンやクレセリアなどの高耐久ポケモンにはグロウパンチからの岩雪崩で処理する。
また後述のクレセリアの三日月でこのガルーラを再利用出来るため、一度鬼火やゴツゴツメットなどのダメージで消耗した後に再度崩しに掛かることが出来るのもこの構築の特徴だろう。

■ガブリアス
鮫肌ダメ+A182珠地震でH振りのギルガルドが確定処理可能であることや、テンプレ調整のメガヤドランに対し剣舞からの逆鱗が鉄壁込で受からないこと、エアームドやナットレイなどの竜受けに対しても炎牙で対応出来ることなどを意識して採用した。上記のガルーラと合わせて受け主体の構築を数値面から徹底的に対応している。そして珠を持っていることにより通常の打ち分けるガブリアスで受かると考えた相手のメタを掻い潜って攻撃を通すことも多々あったため、このポケモンが現環境のダークホース的存在であることが分かる。しかし、剣舞を積むことが出来れば強いが、現在のスピーディなシングル環境で積むことは難しい。そのため剣舞で崩すときは相手の交代を誘発させる対面を意識して繰り出す必要がある。

■ゲンガー
個体値はA0「シーズン12使用構築~A0厨パver∞~最終レート2207」より拝借。この構築で上記のガルーラとガブリアスでは崩せない特定の構築(ヤミラミ+ピクシーなど)への回答を得るため採用した。この枠のポケモンについては、相手のピクシーやクチート、ナットレイ、カバルドン等の低速ポケモンに対応する必要があり、ゲンガーであれば幅広く対応して影踏みで確実に重たい相手を落としてからボルトロス+メタモンの動きで展開するなどが可能となるため最も理想的ではあるが、仮想敵への強さのバランスを変えれば他にも採用し得るポケモンがいる。
・ギルガルド@食べ残し/バトルスイッチ
控え目/161(204)-49-171(4)-198(76)-172(12)-107(212)
シャドーボール/毒々/身代わり/キングシールド
ギルガルドは対クチートやポリゴン2、ナットレイ、ボーマンダなどを意識しており終盤レートであれば2000後半まではこちらを採用した方が回答が作りやすい環境であるため勝率が上がると考えている。
・ニンフィア@拘り眼鏡/フェアリースキン
控え目/201(244)-*-86(4)-177(248)-150-82(12)
ハイパーボイス/破壊光線/サイコショック/目覚めるパワー地
HBピクシーには破壊光線、瞑想、反動、月光、破壊光線の順で対応可能。ゲンガーやヤミラミ、サザンドラ、ボルトロスなどの高レート帯で散見される特定の相手へ強くなるのとクレセリアのトリックルーム+三日月の舞展開と非常に相性が良いため採用する価値がある。

■化身ボルトロス
この構築でのガルーラとガブリアスで対応出来ないミラー意識でHBゴツゴツメットの採用。そして威張るにより後続のスカーフメタモン展開も視野に入れられる。そのためこの構築の先発要員としての役割が大きい。
ゴツゴツメットの理由はガルーラを1/3削ってしまえば、後にスカーフメタモンがガルーラに変わった時に捨て身タックルなどの圏内に入ることや、ガブリアスなどの襷を壊し、処理圏内に入れるため。後攻ボルトチェンジによりボルトロス有利対面からライコウやポリゴン2などの電気受けに交代されても有利対面を維持し続ける立ち回りも可能。
この構築のメタモン選出時では最も選出率が高く、ボルトロス+メタモン+ガルーラやゲンガーなどの選出となることが多い。

■メタモン
ガブリアスやガルーラ、ファイアローなどのアタッカーに対して全体的に強いこの構築のジョーカーその1。相手が低速受けの少ない対面構築などであればボルトロス+メタモン、またはクレセリア+メタモンで有利な試合展開に持ち込める。その代わり相手に2匹以上低速受けのポケモンが存在するときは選出しても非常にシビアな動きが必要となる。ガルーラとゲンガーの対面が出来た時にはメタモンに引けば凡そゲンガーへの回答にはなり得る。

■クレセリア
型の概要はAdvancePro「シーズン12使用構築集」より。主に対ガブリアスを意識した型で、ガブリアス、ガルーラへ後出しすることに関しては最も安定する。しかし後出しした後の動きで相手への負荷がかかりにくい構成であるため、凍える風やトリックルームなどのS操作で此方の有利対面を作ってガルーラやガブリアスを展開し相手を崩す。ガルーラ+クレセリア+メタモンで相手によってはこちらが実質3匹ガルーラを使っているかのようなダブルジョーカーの名に相応しい展開もあった。

2015年11月16日月曜日

【シングル】シーズン12使用構築集

※簡易更新

◇壁展開(中盤レート 最高2070)

クレッフィ@粘土 図太HB
イカサマ 電磁波 リフ 光壁

ゲンガー@ナイト 臆病CS
祟り目 気合玉 鬼火 身代わり

ドサイドン@珠 陽気AS
地震 ロクブラ 剣舞 ロッカ

ローブシン@弱保 199-202-136-86-66
ドレパン マッパ 叩き ビルド

化身ボルトロス@カムラ 172-*-92-158-100-179
10万 めざ氷 悪巧み 身代わり

ガルーラ@ナイト 207-194-121-*-122-124
空元気 不意 雪崩 グロ



◇CHALKゲンガー(あべのハルカスオフ使用 ベスト8)

ガルーラ@ナイト 207-194-121-*-122-124
空元気 不意 雪崩 グロ

クレセリア@オボン 201-*-189-114-151-113
サイキネ 凍える風 瞑想 電磁波

ヒードラン@珠 臆病CS
噴煙 大地 挑発 身代わり

霊獣ランドロス@チョッキ 陽気AS
地震 岩石封じ 馬鹿力 大爆発

モロバレル@ヘドロ 221-*-121-*-113-50
イカサマ 威張る 身代わり 胞子

ゲンガー@ナイト 臆病CS
祟り目 ヘド爆 気合玉 身代わり


◇ボルトランドスタン(最終レート使用 最高2050)

化身ボルトロス@カムラ 172-*-92-158-100-179
10万 めざ氷 悪巧み 身代わり

霊獣ランドロス@ヤチェ 意地AS
地震 岩石封じ 剣舞 爆発

ゲンガー@ナイト 臆病CS
祟り目 気合玉 催眠 道連れ

バシャーモ@珠 やんちゃAS
膝 フレドラ めざ氷 守る

ガルーラ@ナイト 207-194-121-*-122-124
空元気 不意 雪崩 グロ

クレセリア@オボン 201-*-189-114-151-113
サイキネ 凍える風 瞑想 電磁波



備考
クレセリアは先発用 殆どの相手に最低限の仕事が出来るため、対面構築などの序盤から仕掛けてくる最近の風潮にメタを利かす
凍える風1回でASガブを抜いて2回めで突破する 
意地AS鉢巻ガブの逆鱗オボン込み2発耐え
A194メガガルのグロ捨て身を急所4回分判定込み7割耐え
瞑想1回でC177珠ボルトの悪巧み10万をオボン込み2発耐え
瞑想1回でC158ボルトの悪巧み10万をオボン込み3発耐え
瞑想か電磁波をスキスワに変えても良い

2015年10月12日月曜日

【シングル】ガルーラ処理事情

ガルーラ@ナイト 207-194-121-*-122-124
秘密の力/不意打ち/身代わり/残り選択枠(グロウパンチ、炎のパンチ、猫騙しなど)
・秘密の力+不意打ちでASガブリアス突破

この秘密の力ガルーラがシングルレート環境で台頭したことにより、ゴツメ持ちポケモンでのガルーラ処理が従来より更に苦しくなっています。
そこで近頃のガルーラ処理を調べてみると、やはりゴツメ処理よりもゲンガーなどの耐性+鬼火などで受けるかバシャーモなどで上から有効打で殴るかのどちらかが多いように感じました。

シーズン12になってメガトンキックや地球投げなど様々なガルーラが解禁されたことも相まって、そういった環境では陽気AS猫捨て身ガルーラが非常に動きやすいため、またガルーラのSが最速前提からスタートする環境に戻ってきたように考えています。

もしかすると、以前よりガルーラの空元気成功率が高くなってきているのはそのためでしょうか。


しかし秘密の力ガルーラによってゴツメガブリアスで処理が出来なくなったわけではありません。
元々ガブリアスにSが抜かれているのでどのみち不意打ちを打たざるを得ないため、逆鱗や地震と定数ダメで少なくとも相打ちになります。
更に相打ちを回避することも出来ます。

ガブリアス@ゴツメ 203-162-116-*-106-169
逆鱗/地震/剣の舞/残り選択枠(岩石封じ、ステルスロックなど)
・A194親子愛捨て身タックル確定耐え
・A194親子愛秘密の力+不意打ち急所込み80%耐え
・A194親子愛グロウパンチ+不意打ちで急所込み94%撃破(グロ不意は相打ち)
・逆鱗+ゴツメ鮫肌定数ダメで207-121メガガルーラを確定撃破

ガルーラに後出しするガブリアスはこの調整にすれば良いでしょう。
実戦では後続の鋼や浮いている駒などとの択が発生しますが、少なくともガルーラに対して定量的なアドバンテージは見込めるため構築段階で数ターン分の動きが事前に想定しやすくなると考えています。


バシャーモでガルーラを処理するときに一番困るのは猫騙しを見せた後に身代わりしてくるガルーラでした。
最近環境が成熟してきてシングルも騙し合いの一発芸大会になってきてませんかね。むしろそうでもしないとなかなか常勝を見込めないのは、環境が進み過ぎてメタ対象が飽和気味になってしまったように感じています。

2015年10月4日日曜日

【シングル】雑記:シングル勢の目指すもの

久しぶりにブログ周回をして現在のシングル環境を再確認しました。

僕はブログ周回を定期的にまとめてやるスタンスです。
溜まった記事をじっくり時間をかけて周回し、自分の考察の糧とする。
いつもそうしています。

そしてシングル勢でときに「ポケモンのブログ記事は学術的な論文に匹敵する」と考えている人がいますが、この考えについて僕は否定的です。
そもそもポケモンは勝ち負けを競う競技です。しかもアクションゲームでなく対戦のノウハウが直接勝ち負けに直結する情報ゲームなのに、ポケモン対戦界隈はそんな非常に大事な情報を不特定多数に向けて発信するお人好しばかりでしょうか。
実際はそうではありません。各プレイヤー達が勝って結果を出すまでは情報の機密性は高く、価値ある情報が公開されたあとに知るのでは情報的なアドバンテージは得られません。
少なくとも、知らないよりは知っていたほうが良い、いわばスタートラインに立てる程度の行為です。

そのため本来は日頃の綿密なブログ周回の重要性は低いはずなのですが、今のシングルは不思議な事に情報操作や情報封鎖などの頭脳競技として本来横行しているはずの現象が殆ど起きていない。それはシングルが情報ゲームとして進化したあるべき姿なのか、または競技性を失い退化した姿なのか。

とは言え、現状として有効な情報が数多く広がっているプレイヤー環境でブログ周回することは常日頃から勝つことへの第一歩になっている状態と考えています。
しかしブログ記事に対して信仰心を持つまでにはならない方が良い。何事も意識を高めすぎれば様々な紛争問題が起こるので。

もちろん、シングル勢はダブルのWCSのような大舞台がないので、情報の重要性がダブルと比べると大きくありません。むしろ積極的に自分の主張を披露することで多くの人への認知を広げて承認欲求を満たすことの方が多いと思います。
つまり、シングル勢はWCS優勝のような分かりやすい目標がないため、何かしらの手段でダブル選手人口の3倍を超えるシングル勢に自分を認めてもらう、または2200超えなどの高レート到達や大規模オフ大会の優勝などの栄誉を獲得することで自己満足を求めるしかない。

そういったシングル勢のアイデンティティがバラバラであった状態を悲観したため、僕は去年の5月に有力なシングルオフ主催を集めて真皇杯の企画を披露し、推し進め、結果として真皇杯はまずまずの成功となりました。
ですが、総主催でありながら真皇杯の全国優勝を果たしたトルンさんなどはシングル界隈で全国チャンピオンに値する認知を得られていないと個人的に考えています。
それはまだ真皇杯が1回めの企画であったため真皇杯優勝の価値が上手く認知されなかった残念な結果だと把握しており、今後真皇杯がシングルのWCSに近い価値を持つようになれば、シングル勢の目指すものが一つに定まり競技としてもいっそう発展して行くものだと期待しています。

一時期よりポケモンコンテンツ全体の勢力が衰えてきた今、どのような形でポケモンコンテンツを楽しむべきか。
僕は頭脳競技としての更なる発展を望んでいます。そうなることでポケモンが「ゲーム」として初代から多くのプレイヤーが楽しんできた形が更に広く、深く、古来より楽しまれてきた将棋や囲碁、麻雀などのように認知されていけばこれほどなく嬉しいことはないでしょう。

【シングル】単体考察:ゴツメドサイドン


ドサイドン@ゴツメ ハードロック
意地っ張り 207(132)-192(116)-182(252)-67-76(4)-61(4)
地震 ロクブラ/エッジから選択 角ドリル/ステロ/吠える/メタバ/剣舞/馬鹿力/冷凍Pから2つ選択

・A194メガガルーラの親子愛グロウパンチからの冷凍パンチを急所判定4回込み81.2%の確率で耐え切り
・A182ガブリアスの地震2発を確定耐え
・A165C145バシャーモのめざ氷+膝を確定耐え
・A189珠バシャーモの膝を確定耐え
・A211ローブシンのドレパン2発確定耐え

・H181B120メガガルーラを地震で2発確定撃破
・H203B121メガガルーラをゴツメダメ4回+地震で確定撃破


仮想敵(型によっては対応が困難であることもある)
ガルーラ/ガブリアス/バシャーモ/ファイアロー/ギルガルド/クチート/カイリュー/ボーマンダ/マンムー/霊獣ランドロス/クレッフィ/ローブシン/化身ボルトロス/ライコウ/バンギラス/ルカリオ/リザードン/ミミロップ/ハッサム./メタグロス/ライボルト/ヒードラン/サンダー/ドリュウズ etc...


現在のトップメタである物理アタッカーに対して大方対面で打ち勝てる性能を持つ
またメガガルーラに関しては現在主流のテンプレ203ガルーラを受け出しから処理出来ることで、これまで存在し得なかった203ガルーラへの汎用メタとなり得る可能性がある

2015年10月1日木曜日

【シングル】ボルトランドリザドラン -東海シングルフェスタ使用構築(ベスト4)



■化身ボルトロス@達人の帯 184-*-132-145-101-135
ボルトチェンジ/めざめるパワー氷/草結び/電磁波

■霊獣ランドロス@突撃チョッキ 195-188-111-*-119-120
地震/岩石封じ/叩き落とす/蜻蛉返り

■ガルーラ@ガルーラナイト 203-194-120-*-120-130
猫騙し/捨て身タックル/不意打ち/グロウパンチ

■クレセリア@ゴツゴツメット 227-*-189-95-151-105
冷凍ビーム/月の光/トリックルーム/三日月の舞

■ヒードラン@命の珠 198-*-126-200-127-97
大文字/ラスターカノン/大地の力/原始の力

■リザードン@リザードンナイトY 153-*-98-211-136-167
オーバーヒート/ソーラービーム/めざめるパワー氷/ニトロチャージ

簡易更新
解説は追記します

2015年8月28日金曜日

先日のニコ生配信、Twitterでの「改造、コピー容認発言」に対しての説明とお詫び

先日私の一連の発言が、ニコ生配信「議論枠」「謝罪枠」で視聴していた方や、Twitterで発言を閲覧していた方、また各オフ運営に携わる方々など各方面に渡り大きなご迷惑をおかけしたことを深く受け止め、ここで説明と謝罪をさせて頂きます。

まず今回の騒動の発端は私が普段から使用していたポケモンの個体の中で、他人から借り受けたものであったり譲り受けたものであったものがあり、その個体が準伝説で、理想個体であったのと、改造、またはコピーされた個体でないことの証明がこちらから出来ないものであると言った問題を指摘されたことから始まり今回の騒動に至る運びとなりました。
その騒動の際、私自身は改造やコピー等を全くしていないことを主張した上で、発言は大きく開き直る形となり「公式が実質取り締まれていない再現改造又はコピー個体の使用に関しては、対戦ゲームが成立するため問題がない」と発言しており、また「シングルオフに関しても同様であり、運営は再現改造又はコピー個体の使用を実質的に取り締まれない現状であるため、今後の各オフでそのような個体を使用しても発覚しないため問題がない」と発言し、各オフ運営に携わる方々に大変なご迷惑をおかけしました。

今回の騒動の中での私の一連の発言の問題点に付きましては、その後各オフ運営に携わる方々などに説明とお詫びを申し上げる中で様々なご意見を頂き、考えを改めました。

まず「公式が実質取り締まれていない再現改造又はコピー個体の使用に関しては、対戦ゲームが成立するため問題がない」の発言についてですが私は改造、コピーの使用を禁止している関西シングルFESTAの主催という立場でありながらこのような発言をしたこと関西シングルFESTAのスタッフ、参加者及び同様のルールで開催している他のオフ関係者にも多大な迷惑をかけてしまいました。
自ら主催するオフのルールに背く発言をし、多くの方を混乱させてしまったことを深くお詫び申し上げます。
本当に立場を考えない軽率な発言でした。大変申し訳ないと思っております。

次に「シングルオフに関しても同様であり、運営は再現改造又はコピー個体の使用を実質的に取り締まれない現状であるため、今後の各オフでそのような個体を使用しても発覚しないため問題がない」の発言についてですが、まずポケモンの対戦オフ会は参加者の協力無しには成功しないという大前提があり、要項に基づいて決められた申請をしてもらい、決められた集合場所時間を守っていただき、決められたルールや注意事項を守っていただく決められたルールを参加者全員に守っていただかないと、とても全行程を終えるのは不可能です。

これまで参加された皆様は本当によくルールを守っていただいています。
そのおかげでこれまで大きな問題もなくいい秩序でオフの運営を続けることができています。
現行のルールは運営が完全に取り締まれるようなものではない中、自主的に守って頂いて本当に感謝しています。
それを主催である私自らが破るような発言をしてしまったこと関西シングルFESTA関係者のみならず、他のオフの関係者にも多大な迷惑をかけてしまいました。
オフを成功させることを考えると、私の思想はいかに愚かな考えであったかを痛感致しました。

繰り返しになりますが立場を考えない軽率な発言、大変申し訳ありませんでした。

現行のルールは運営側が参加者の皆様に快適にオフを過ごして頂けるよう考えた結果のものになっています。
これまでたくさんの参加者に集まって頂いており、確かに需要は感じています。
私の軽率な発言で皆様を混乱させてしまいましたが、参加者の皆様にはどうかこれからも変わらぬ姿勢をお願いしたい所存です。

今回の一件のけじめとして私は本日8月28日より9月いっぱいまでtwitterとライブ配信を自粛致します。
10月からはしっかり考えを改め、ポケモン対戦界にプラスの影響をもたらすよう努力し今回の件を清算していきたいと思っています。
最後になりますが、多くの方を混乱させてしまい大変申し訳ありませんでした。

2015年8月6日木曜日

【シングル】展開サポート兼積みアタッカー比較リスト

近頃ルカリオ展開軸の構築を使う時に使った資料を掲載します。

順番は適当、抜けはあるかもしれません。

2015年7月21日火曜日

【シングル】単体考察:受けループ用メガボーマンダ



物理受けメガボーマンダ
メガ前:202(252)-155-145(252)-130-101(4)-108
メガ後:202(252)-165-200(252)-140-111(4)-126
ハイパーボイス/空元気/毒々/羽休め
・A197メガボーマンダのスキン捨て身タックルの被ダメ87~103(16.2%の乱数2発)
・H171D110メガボーマンダにスキンハイパーボイスの被ダメ84~100(98.6%の乱数2発)
・H202B150メガボーマンダにスキン空元気(140)の被ダメ114~135(確定2発)
・A182ガブリアスの逆鱗の被ダメ84~98(確定2発耐え)
・H183D106ガブリアスにスキンハイパーボイスの被ダメ87~103(87.3%の乱数2発)
・H167B101メガゲンガーにスキン空元気(140)の被ダメ168~198(確定2発)
・C222メガゲンガーの祟り目(130)の被ダメ147~174(確定1発耐え)
・A200メガリザードンXの硬い爪逆鱗の被ダメ176~210(23.8%の乱数1発耐え)

受けループにおいて威嚇を撒きながら物理火力を軽減しつつ相手に負荷を与える動きはこれまで上手く実現出来てこなかった経緯があります。
そして所謂毒羽マンダに対する脆弱性が問題視されてきました。そこでこれら2つの課題を同時に解決する手段として上記のようなHB特化物理受けボーマンダを開発しました。
上記のダメージ計算より、通常の毒羽マンダの最大攻撃値A197のスキン捨て身を2発高乱数耐えすることと、相手の毒身代わり羽戦法に対してハイボで貫通しながら2発圏内の攻撃を当てられ、毒を受けた場合でも空元気で大きな負荷を与えられる動きが実現できました。もちろん、HB特化で空元気まで採用しているため受けループが苦手とするHD型の鬼火挑発ファイアローを含めてファイアローを完封出来ています。
威嚇を込めた瞬間的な対面耐久力はメガヤドランをも超えるため、通常の耐久マンダとしての使い方も考慮して毒羽を搭載し、受けループのサイクル戦で活躍出来るようにしました。またその枠は地震や大文字、流星群、身代わり、竜舞などPTに応じてカスタマイズが可能なためこのマンダ自体の入れやすさがあると考えています。


このマンダの後続にはリフ張りが出来るゴツメクレセが最適だろうと考えています。このマンダで一時的に軽減した物理火力をクレセで受けた時にリフを張って確実に受け切る戦法を採ることで、受けループに対しての物理役割集中戦法の解決策として機能するのではないでしょうか。

2015年7月18日土曜日

【シングル】スタンダード的受けループ(草案)



◇PT概要

■ボーマンダ@ボーマンダナイト/威嚇
202(252)-165-151(4)-*-156(252)-140
空元気/龍の舞/羽休め/身代わり

■ナットレイ@ゴツゴツメット/鉄の刺
181(252)-115(4)-201(252)-74-136-22
ジャイロボール/鈍い/電磁波/眠る

■クレセリア@光の粉/浮遊
227(252)-81-140-95-200(252)-106(4)
サイコショック/ムーンフォース/瞑想/月の光

■ポリゴン2@進化の輝石/ダウンロード
191(244)-115(116)-110-125-147(148)-72
空元気/放電/凍える風/自己再生

■ゲンガー@ゲンガナイト/浮遊
167(252)-*-101(4)-190-115-200(252)
祟り目/催眠術/滅びの歌/道連れ

■スイクン@食べ残し/プレッシャー
207(252)-*-172(172)-110-135-116(84)
熱湯/瞑想/眠る/身代わり


近頃、受けループ構築に興味が出て来たのと受けループ界隈の方々とお話する機会が何度かあったため、スタンダード構築を愛用する個人的な発想から受けループ(のようなPT)を組んでみようと思いました。

まず受けループ構築の根本的な問題は「数値受けが成り立たない」ことにあるため、数値受けを諦め「受け主体のPTを崩す相手が最も嫌がる受け戦法」とは何かを考えることにしました。
その場合やはり環境のトップメタであるガルーラとゲンガーが嫌がるポケモンを用意する他はありません。
ですので、根本的にガルーラが嫌がる相手としてゴツメナットレイを物理受けとして採用することになり、更に眠ると鈍いで炎打点が来なければ徹底的に物理受けが成り立つ構成にしています。
そしてゲンガーが嫌がる相手としてうはお氏がどらおふで使用したHD空元気ボーマンダがある程度ゲンガーの対策になり得つつファイアローやバシャーモなどの炎打点に相手出来るのではないかと、ナットレイとセットで採用することにしました。
もちろん、それだけでは特殊受けが不十分なためクレセリアをHD基調にして瞑想ショック型とし、それでも難しいめざ氷持ちのウルガモスと相手が出来る駒としてHD基調の両刀ポリゴン2を採用します。ポリゴン2の空元気はウルガモスの炎の身体や鬼火や熱湯などでノーマル物理打点の火力が落ちる事のないように採用し、Aを少し上げて無振りウルガモスがA+1空元気(状態異常は無し)で2発圏となるように設定しています。
そして、ここまでで重たい相手のスイクンやギルガルド対策などを含めて残飯HB瞑想身代わり眠るのスイクンを採用しています。
このスイクンを使えば大抵の受けループミラーでも有利に立てるため重宝すると考えました。それと現在の受けループ全体の事情からも、このスイクンを採用することはとても意義があるのではないかと考えています。
最後にオニゴーリやピクシー、小さくなる身代わりラッキーなどの対応のため滅びメガゲンガーを採用しています。このゲンガーの構成はシーズン10で散見された型であり、受けループで使用しても、局面を上手く荒らしつつサイクルカットとしても詰めとしても扱えると考え採用しました。

まだ草案の段階ですのでSDで少し回した程度の状態ですが、シーズン11の環境にこういった案が影響を及ぼせば、今の対面構築が最強となる環境に少しでも変化が起こりシングルバトルがいっそう面白くなるのではないかと期待しています。

2015年7月5日日曜日

【シングル】対面構築Ⅲ -第133回九尾杯使用構築(一部改)



◇PT概要

■化身ボルトロス@オボンの実/悪戯心
184(236)-*-132(240)-145-101(4)-135(28)
10万ボルト/目覚めるパワー氷/気合玉/電磁波

■ガブリアス@拘りスカーフ/鮫肌
183-200(252)-115-*-106(4)-154(252)
逆鱗/地震/ストーンエッジ/炎の牙

■ガルーラ@ガルーラナイト/肝っ玉
203(180)-194(252)-121(4)-88(60)-122(12)-108
捨て身タックル/不意打ち/グロウパンチ/冷凍ビーム

■ゲンガー@命の珠/浮遊
135-*-81(4)-182(252)-95-178(252)
祟り目/ヘドロ爆弾/催眠術/道連れ

■バシャーモ@ラムの実/加速
155-172(252)-90-*-91(4)-145(252)
飛び膝蹴り/フレアドライブ/剣の舞/守る

■スイクン@ゴツゴツメット/プレッシャー
207(252)-*-183(252)-110-135-106(4)
熱湯/冷凍ビーム/毒々/眠る



◇個別解説



■化身ボルトロス@オボンの実/悪戯心
184(236)-*-132(240)-145-101(4)-135(28)
10万ボルト/目覚めるパワー氷/気合玉/電磁波

通常のHBオボン型で技の有効範囲を最大に高めた形。
意地ASスカガブなどを意識した場合はHB振り切り且つボルチェンの方が良いのですが、今回は対面居座りでの起点回避に重点を置いてS135調整と10万としました。
技構成の3枠目である草結びと気合玉の選択は専らナットレイに対する意識の違いで選ばれると考えており、今回の構築ではガブリアスがスカーフで拘っているためナットレイを崩す手段が他の対面構築で使われる剣舞ガブよりも少ないことから気合玉を選択しています。
ですが対面構築に於ける化身ボルトロスは相手の構築に他の選出で対応出来ない場合の救済枠としての扱いが大きく、たいていはボーマンダやギャラドス、霊獣ランドロス入りなどの威嚇サイクル軸に選出することが多いです。




■ガブリアス@拘りスカーフ/鮫肌
183-200(252)-115-*-106(4)-154(252)
逆鱗/地震/ストーンエッジ/炎の牙

後述の両刀203ガルーラで下げた平均Sを底上げしつつ対面構築ミラーなどで非常に有利に動けるため意地ASスカーフにしています。
ゴツメスイクンを相手のガルーラに1度ぶつければ、陽気ASガルーラならば1/6定数ダメ×2回+A200逆鱗で7割の確率で突破可能であることやメガゲンガー、化身ボルトロスなどに対する打点確保を考慮した場合、意地補正は必須であると考えています。
また相手に陽気ASスカガブを使われた際には化身ボルトロス、ガルーラ、スイクンなどで数値的に迎撃可能であるため相手に陽気補正を使われた場合のことは重く考える必要はないと考えています。
襷ガブリアスとのラス1対面で逆鱗の打ち合いが起こった際には鮫肌ダメージによって落とされる襷ガブリアス側に負け判定が下るため、スカガブ自体が対面構築に強いポケモンであるためミラーに重きを置くための採用と言えるでしょう。




■ガルーラ@ガルーラナイト/肝っ玉
203(180)-194(252)-121(4)-88(60)-122(12)-108
捨て身タックル/不意打ち/グロウパンチ/冷凍ビーム

通常の203ガルーラ(203-194-120-*-120-130/捨て身/不意/冷凍P/グロ)ではカバルドンとの対面で圧倒的に不利を付き、ボーマンダ、霊獣ランドロス、カバルドン、ガブリアス、ジャローダなどの威嚇、ゴツメ持ちなどが後出しされる場面で冷凍パンチでは自陣の負荷なく処理が出来ないため、まさしく「両刀203ガルーラ」の開発を要しました。
従来の両刀203ガルーラはやんちゃやさみしがりなどの耐久下降補正を採用しており、珠化身ボルトロスの気合玉や鉢巻ガブリアスの逆鱗などに対する居座りが難しいと言った問題があります。
それら全てとポリゴン2のダウンロード対策まで付与した上でS無振りFCロトム、クレセリア、スイクンなどを纏めて抜けるS108が確保できる勇敢6V個体を使用した両刀203ガルーラを開発したことが非常に大きな進歩であったと考えています。
もちろん、S下降補正であるため基本的にガルーラミラー対面での対応は不可能ですが、後続にゴツメスイクン、珠ゲンガー、スカーフガブリアス、ラムバシャーモなどの対ガルーラ性能の高い構成を採用しているためプレイング次第で解決可能な範囲でしょう。
またこの両刀203ガルーラは両刀ガルーラの通常のCラインより幾分か低い設定ですが、元々冷凍ビーム自体が非接触特殊技であり複数回使用可能かつ一回に付き2回の氷付けと急所判定もあるため、それらを加味した上でならば両刀ガルーラ自体の最低限のCラインは88であると考えており、203ガルーラのAを振り切った後にダウンロード対策をした上でCに回せばこの調整になります。




■ゲンガー@命の珠/浮遊
135-*-81(4)-182(252)-95-178(252)
祟り目/ヘドロ爆弾/催眠術/道連れ

レートS8でるどるふ氏が使用した珠ゲンガーが有利対面を取られてから最も受け難く逆転の大技にも使える催眠術を自然に採用でき、ガルーラと同時選出しながら1:1交換以上を狙えるゲンガーとして非常に強いと考えているためこのゲンガーを採用しています。
このゲンガーの存在自体がPTパワーを底上げしていました。
受け出しや有効範囲はクレセリア+ヒードランやキノガッサなどの対格闘、ニンフィア、マリルリなどの対フェアリーを意識しており、ゴースト+浮遊+毒無効+フェアリー耐性などは局面を読みきった受け出しにも非常に有効であるのとメガゲンガーを匂わせられる構成なため、有利対面を作りやすい特徴もあります。




■バシャーモ@ラムの実/加速
155-172(252)-90-*-91(4)-145(252)
飛び膝蹴り/フレアドライブ/剣の舞/守る

化身ボルトロスやクレッフィなどの電磁波による展開阻止にラムで対策を施した剣舞バシャーモ。
非メガバシャーモミラーや1回の加速でメガゲンガーやメガミミロップなどを纏めて抜ける陽気ASでの採用です。
陽気ASでも1回剣舞後のフレドラでHBボルトロスが7割の確率で突破出来るため最低限の妥協ラインを確保出来たと見ています。
主にポリゴン2+クチート軸などはこのバシャーモでゴツメ枠の格闘受けを誘って後続の203ガルーラやスイクンなどで処理してしまえば勝てる他、バシャーモ対策の薄いガルーラ軸などにも選出していきます。




■スイクン@ゴツゴツメット/プレッシャー
207(252)-*-183(252)-110-135-106(4)
熱湯/冷凍ビーム/毒々/眠る

ガルーラにはガブリアスからこのスイクンに引けば基本的にリスクを最大まで減らしつつ受け出しが可能となります。
またお互いにガブリアス同士の対面が発生した時でもこのスイクンに引けば、相手も引いて物理受けを出した場合でも毒眠るの崩し手段が確保出来ているため、非常に強い動きを実現できるでしょう。
HB特化である理由は剣の舞バシャーモなどの攻撃を1発耐えることが重要であるからです。
このスイクンとHB化身ボルトロスが並んでいれば基本的にバシャーモやファイアローなどの対策は最低限出来ていると考えていいでしょう。
受けループの崩しにもこのスイクンで毒を撒くことが非常に重要になってきます。




◇総評

■実績等
第133回九尾杯(事情により4R目で中止) 3勝0敗 (特例によりマスターズリーグ出場権獲得)

対面構築でこの6匹の並びが結論と言われるまでに至った現在、対面構築のスタンスを崩さず且つミラーに強いスカーフガブリアスを採用出来たこの構築は数ある対面構築の中でもかなり上位の完成度なのではないでしょうか。

2015年6月18日木曜日

【シングル】木の実スタン



◇PT概要

■化身ボルトロス@オボンの実/悪戯心
184(236)-*-107(132)-145-129(140)-131
10万ボルト/気合玉/悪巧み/電磁波

■ガブリアス@カムラの実/鮫肌
200-179-116-*-123-139
逆鱗/地震/剣の舞/身代わり

■ガルーラ@ガルーラナイト/肝っ玉
203-194-120-*-120-130
捨て身タックル/空元気/不意打ち/グロウパンチ

■ファイアロー@命の珠/疾風の翼
153-133-91-*-90-195
ブレイブバード/フレアドライブ/蜻蛉返り/剣の舞

■ゲンガー@拘り眼鏡/浮遊
135-*-81-182-95-178
シャドーボール/ヘドロ爆弾/気合玉/トリック

■マリルリ@イバンの実/力持ち
204-112-101-*-102-72
アクアジェット/戯れ付く/腹太鼓/身代わり


本日のニコ生配信で使用した構築
試したい単体考察ポケモンを詰め込んだ結果、木の実3つ入りという狂った構成になったため構築名も「木の実スタン」と命名

◇個別解説

・化身ボルトロス
周りでガブリアスなどを止められるのならばこの構成の方が今はバレにくく刺さりも良い
しかし霊獣ランドロスや霊獣ボルトロスで困るのは頂けないのでいっその事電磁波を抜きたいと言う衝動に駆られることもあった

・ガブリアス
例のカムラガブ
刺さる相手にはとことん刺さり、こいつ1匹で3タテした試合も数知れず
困るのはガブリアスミラーや陽気ASガルーラと対面した時
後ろでカバー出来れば良いが、メタ対象が強すぎるのでガルーラやガブリアス入りにはあまり出していかないことが多い

・ガルーラ
通常の203ガルーラのサブウェポン枠に空元気を搭載してみた
両方ガルーラや203ガルーラの影響かガルーラ対策がゴツメ枠だけでなく鬼火などの火傷で対策してくるPTを散見したため空元気でそれを突破しようと試みた
結果的にまずまずの成功であったが冷凍パンチや地震が欲しい場面も多々あったため、これもPTと相談すべきだろう

・ファイアロー
ファイアローミラーで最悪アロー対策とするため、それと化身ボルトロス、ライコウ、ゲッコウガ、マニューラなどの高速ATを上から確実に殴れるのはやはり優秀だった
ちょうど珠が枠的に残っていたため珠で全体の火力を底上げし、ダメージラインを確保した

・ゲンガー
自慢の受けループ対策枠
元々は控え目CSメガゲンガーで使用していたがイバンバンギラスの存在から新たなゲンガーの開発を要した
受けループのバンギラスが完全なHDに出来ない事情から発案しHD特化であっても気合玉で(12/16)の乱数落ちであるため最悪5分勝負には持ち込める
バンギラスを突破した後、ヤドランなどと対面した後ラッキーなどにトリックで眼鏡を拘らせられれば開始から数ターンで勝負が決まる

・マリルリ
ガブリアスやカイリューなどの逆鱗や有利対面に併せて身代わりを張り、腹太鼓→イバン発動しながら攻撃→更にアクジェも打ち込めるといった単体ギミックを搭載
単純にHP管理が出来ていればイバン発動は美味しいため、こういったポケモンの考察も環境を動かす要因に成り得ると考えている


◇総評
特異な単体の詰め込みであるため、立ち回りが通常とは全くかけ離れていた
ハマれば勝てるが逆に言えばハマらなければ勝つことは難しい
こういったアイディアをバランス良く構築すればもう少し綺麗に勝てるだろう

2015年6月15日月曜日

【シングル】スイッチトリパ





◇PT概要

■霊獣ボルトロス@オボンの実/蓄電 
184(236)-*-107(132)-165-129(140)-121
10万ボルト/めざめるパワー氷/気合玉/悪巧み

■ローブシン@突撃チョッキ/根性
207(212)-202(188)-115-*-95(76)-69(28)
ドレインパンチ/マッハパンチ/冷凍パンチ/叩き落とす

■ガルーラ@ガルーラナイト/肝っ玉
203(180)-194(252)-121(4)-88(60)-122(12)-108
捨て身タックル/グロウパンチ/大文字/冷凍ビーム

■クレセリア@ゴツゴツメット/浮遊
227(252)-*-189(252)-95-151(4)-105
サイコキネシス/月の光/トリックルーム/三日月の舞

■ヒードラン@命の珠/貰い火
198(252)-*-126-200(252)-127(4)-97
大文字/ラスターカノン/大地の力/竜の波動

■ボーマンダ@ボーマンダナイト/威嚇
170-197(252)-150-141(4)-99-189(252)
流星群/捨て身タックル/地震/竜の舞


本日ニコ生レート実況配信で使用した構築です
近頃メガボーマンダ入りを集中的に考察した中、上記が現段階で最も綺麗に収まった形でした

まずメガボーマンダを考察する上でSラインは最初の段階で最速一択と決まりました
S115以上のラインをメガシンカ後に確保出来、ゲンガー、ジャローダ、ライコウなどを纏めて抜くことが出来るのと、メガシンカする前にボーマンダミラーを含め100族に少なくとも同速勝負を仕掛けながらメガシンカ出来ることも視野に入れて最速としています
次に型の選択ですが、メガボーマンダの型で毒羽は腐り難さから根強い人気があります
しかしながら近頃ではタイプ補完の効いたサイクル軸PTが多くなり、毒羽型ではギルガルドを始めとした鋼タイプに対して安定した動きを確保出来ません
そのためメインの物理ノーマル(飛行)技+地震から技を考え、ガブリアス対面即引かずに済むように流星群を採用することにしました
この考えから速度と火力を最大にするため無邪気ASを確定とし、ノーマル技も捨て身タックルで甘えたスイクンの後出しなどを許さないようにします
残りの技枠で大文字やハイボが選択肢として一般的ですが、どちらもボーマンダの範囲が劇的に広がるわけではなくプレイの拡張性もありませんでした
そこで残りの枠に竜舞を採用し最低限のサイクルで相手が疲弊した後に積みからの全抜きや崩しが行えるようにしました
こうすることでメガボーマンダの種族値、技の要素全てを無駄にせず活かした本来のメガボーマンダの形が出来ました

あとはこのメガボーマンダを入れた構築を模索することになるのですが、基本的なボーマンダ+マンムー+スイクンのような並びでは相手の化身ボルトロスに対して択を完全に排除できず、並びが一般化した今の環境から考えても勝率は安定しないと考えメガボーマンダ軸を最初から練り直しました

以前の記事(多少ネタ気味ですが)で考察した際にクレセリアがメガボーマンダとの補完関係でギリギリ噛み合うのではないかと考えメガボーマンダ+クレセリアとしました
その並びは以前の構築で採用しており、ある程度の補完関係が成り立つことを知っていたため、この段階で6匹を仮設的に決定し、その構成内容を一新して組み込むようにアプローチすることにしました
そして昨日のWCS日本代表決定戦でビエラ選手が使用した構築をヒントにガルーラ+クレセリア+ヒードランでスイッチトリル軸を組み立てようと思い付きます
ガルーラの型はS下降補正でも6V個体ならばS108が確保でき、大方のクレセリアやスイクンなどのSラインを抜けるためグロ捨て身戦術を使用することも可能なことと、努力値の関係上203ガルーラのS振り分をCに回せば無邪気ACSガルーラの最低Cラインに届くことを発見し、上記のガルーラを考案しました

このガルーラは典型的なガルーラ受け用ゴツメ持ちポケモンのほぼ全てを突破圏に入れつつガルーラ自体も生存しやすいと言った構成を実現できています
またガルーラが突破且つ生存すればクレセリアの三日月で再利用可能であり、トリル+三日月の典型ギミックとも相性が良いのでそれを加味して全体を構築しました

トリル展開が決まった段階でヒードランは低速アタッカーの役割が良いと考え控え目HC珠で打ち分けられるように設定
この動きはボーマンダ+ヒードラン+クレセリアの並びでも十分可能で、ボーマンダ自体も化身ボルトロスなどに電磁波を入れられてもクレセリアで回復出来るため相手の化身ボルトロスに対して通常より隙を見せ難くなります

ここで霊獣ボルトロスの持ちものに珠が消えたためチョッキかオボンとなりますが、ローブシンを採用するためチョッキも排除
となると残りのオボンにすべきで、トリル展開も加味してSを振る必要よりも耐久を確保して相手の電気タイプとの打ち合いを強めることを優先し上記の構成が決まりました
また悪巧み気合玉があるので受けループにも前回の構築と同じく対応力を確保できています


現在1800付近の低レート帯で試験中のため、これからもパーツを組み替えたりしてメガボーマンダ+メガガルーラの構築の完成度を高めたいと考えています

2015年6月12日金曜日

【シングル】雑記:メガボーマンダの相方探し 



S

火ロトム


AAA
ローブシン
マンムー
ポリゴン2
クレセリア

ランターン


AA
水ロトム
氷ロトム
ナットレイ

ビリジオン
ハリテヤマ
ニドキング
ニドクイン
ドラミドロ
トリトドン
ゴチルゼル
ランクルス
エムリット
ユクシー


A
ライコウ
エレキブル
ジバコイル
ドリュウズ
エンテイ
ウインディ
ニンフィア
バンギラス
サンダー
ブラッキー

カビゴン
レジギガス
レジアイス
ユキノオー
ヘラクロス
カイリキー
カポエラー
ナゲキ
エルレイド
テラキオン
ゴロンダ
ズルズキン
ベトベトン
モロバレル
ムシャーナ
ドータクン
サマヨール
ヌメルゴン
グランブル
フラージェス


B
霊獣ボルトロス
ハッサム
ギルガルド
メタグロス
ヒードラン
クレッフィ
スイクン
ラッキー
カバルドン

バクーダ
サンダース
ピクシー
バッフロン
レジスチル
ラグラージ
サイドン
ドサイドン
グレイシア
ラプラス
トドゼルガ
ソーナンス
サーナイト
シュバルゴ
ヌケニン
ムウマージ
ヨノワール
ロトム
ミカルゲ
キリキザン


C
ゲッコウガ
バシャーモ
ガブリアス
霊獣ランドロス

ハピナス
ドンファン
シビルドン
シビビール
ケッキング
エルフーン
アマルルガ
ダゲキ
ゴルーグ
ネンドール
フォレトス



※持ち物チョッキやオボン、輝石などを考慮した上での格付け


ガルーラ、ゲンガー、化身ボルトロス、マンムー、スイクン、ライコウ、ゲッコウガなどと対面したときに択を生みたく無かったので三竦み補完は出来る限り考慮に入れない方針と定めた

最終的には火ロトムを最適解と判断せざるを得ない

しきさんの構築の通りで何も新しいアイディアは発掘出来なかった

2015年5月23日土曜日

【シングル】ボルトガブガルゴリラ(ゴリラシリーズ草案1)



◇PT概要

■化身ボルトロス@オボンの実/悪戯心
186-*-134-145-101-131
10万ボルト/目覚めるパワー(氷)/蜻蛉返り/電磁波

■ガブリアス@拘りスカーフ/鮫肌
183-200-115-*-106-154
逆鱗/地震/ストーンエッジ/炎の牙

■ガルーラ@ガルーラナイト/肝っ玉
180-161-100-*-101-142
猫騙し/捨て身タックル/不意打ち/冷凍パンチ

■ヒヒダルマ@命の珠/力ずく
180-211-75-*-76-147
フレアドライブ/地震/岩雪崩/腹太鼓

■ハッサム@ゴツゴツメット/テクニシャン
177-150-167-*-101-85
バレットパンチ/蜻蛉返り/毒々/羽休め

■キノガッサ@気合の襷/テクニシャン
135-182-101-*-80-134
タネマシンガン/マッハパンチ/岩石封じ/キノコの胞子


先日ニコ生レート配信で使用したPTの概要です

ゴリラことヒヒダルマを崩しの主体として採用し、受けループもこれで対応していきます
腹太鼓でA+6状態ならばA211珠力ずくフレアドライブでH201B242メガヤドランが(15/16)の乱数1発圏内に入ります
よって、実質このヒヒダルマを受けられるポケモンは数値受けやタイプ受けを含めて天然HBヌオー以外は存在しないでしょう

意地ASガルーラで相手のガルーラに猫騙しを打たせながらゴツメハッサムに引き蜻蛉から展開していく立ち回りと親和性が高いと考え、オボンHB化身ボルトロスにも草結びよりも蜻蛉返りを採用し、10万ボルトの居座り打点の確保と対マンムーなどの交代際に蜻蛉展開が出来るようにしています

上からの打点に弱いためS関係ではスカガブの採用で上を取り、対ファイアロー、バシャーモ、積み個体には化身ボルトロスの電磁波などで対応します

この5匹ではカバルドンの処理やバンギラス、スイクンなどの処理に困るため、最低限の対面性能と併せて襷キノガッサを採用して範囲を補完することにしました